中村 泰樹様
光学機器事業本部 光機事業統括センター 部長
村田 史子様
光学機器事業本部 光機事業統括センター 課長代理
導入階層
キーワード
キヤノン様
光学機器事業本部では顧客企業様への直接販売・直接サービス(BtoBビジネス)を行っており、新入社員といえどもお客様に直接お会いする機会が多くあります。従って、会社を代表する一人として業務を全うできる人材へ早急に育成する必要があります。
従来より多様な新人研修を実施してはいますが、教える側から教わる側へ一方向の座学形式での研修に留まっているのが実情です。研修内容も社会人への意識変革・行動変容につながるような実践的教育が不足していると感じており、新たな研修を導入検討するためにシェイクさんに問い合わせさせて頂きました。
キヤノン様
ほとんどの研修会社さんのカリキュラムや内容は従来の研修で行ってきた座学形式に近いものでした。シェイクさんの「本気で本質を追求する」という事に共感しましたし、「研修だけでは人を変える事は難しい」という正直な言葉も、お願いしてみようと思った大きな理由です。カリキュラムを作る中でも私たちキヤノンの行動指針「三自の精神」を主題に置かれており、課題に対し本質を浮かび上がらせるカリキュラムやアプローチもお任せする決め手となりました。特に実践型ワークとして職場着任後に起こりうるケースの模擬体験ワーク(リアリティショックシミュレーション※1)+一定期間の実務経験とその振り返りという提案は実際の業務に即していて大変興味深く、効果を期待しました。
キヤノン様
私たちの考えをカリキュラムにして頂く事でイメージが膨らみ、シェイクさんと一緒に研修内容を具体化していくことができました。例えば課題の一つとして仕事の進め方をあげたところ、そこへのアプローチとして「相手視点」を気づかせるというご提案をいただきました。シェイクさんの丁寧なご対応により有意義な研修を企画する事ができたと思います。
キヤノン様
従来研修を補完する実践的教育の一環として、職場の周囲メンバーへのアンケートも合わせて実施する事にしました。これは新入社員育成施策に対し上司や周囲のメンバーから積極的な協力を引き出す良い仕掛けとなりました。研修は受講者が学んだ事を自分なりに活用していく自助努力になりがちですが、新入社員の育成は周囲の協力なしには成り立ちません。その点で職場アンケートは、上司・先輩社員と新入社員をつなぐツールとしてとても有効であると感じています。
キヤノン様
相手視点の重要性に気付いたという声が多く聞かれました。光学機器事業本部では新入社員でもお客様と接する機会が多くありますので、お客様基準で業務にあたる事が必要です。これについても講師の先生からご自身の経験を踏まえ「お客様基準で成長する重要性」についてお話頂いた事が大きな学びになったようです。リアリティショックのケースを通じ自身の考え方の癖を客観視し、自身の考えが唯一の正解でない事も認識できたとの声も多くありました。
キヤノン様
職場配属前の研修では、学生から社会人へ意識変革させるアプローチとして、社会人として出来ている事・出来ていない事を受講者同士で話し合うワークを行いました。社会人への意識変革を起こす良い意味でのショックがあったようです。
職場での実務経験を経た後の振り返り研修では、職場周囲メンバーからのアンケートを返却し、自分達で自己課題を認識し、受講者同士お互いに改善するための行動をディスカッションできていました。また、上司や周囲メンバーが感じる期待や課題も素直に受け止めていたと思います。
キヤノン様
入社2年目以降は、自律的に成長を図っていく過程で現実的な悩みが出てくると思います。それらの分類・分析と対処法などがあると、新入社員もより早く成長できるのではないかと思います。
※1 リアリティショックシミュレーション:
職場で新人社員が感じるリアリティショックケースを現場社員へのヒアリングをもとに作成し、受講者同士で各場面において必要な行動を考え、社会人として求められる基準値を自分の頭で考え、学ぶ研修プログラム
※2 職場アンケート:
新人社員に求められる具体的な行動を10項目設定。その項目に対して新人社員自身と上司・先輩が4段階評価。上司・先輩からは応援コメントも記入いただく。
企業情報
社名
キヤノン株式会社 光学機器事業本部
事業内容
キヤノングループはグローバルで幅広く事業を展開し、世界のすみずみにいたるまで製品・サービスを提供している。いまキヤノンは、現行製品の競争力強化とともに、商業印刷・ネットワークカメラ・メディカル・産業機器の4つの新規事業を飛躍させる戦略的大転換に挑戦している。光学機器事業本部は、現行事業ではあるが事業領域としては産業機器事業の一部を担っており、主に半導体露光装置・FPD露光装置の設計/製造/販売/サービスを行っている。
URL
https://global.canon/ja/business/industrial.html