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「型」にはまるのは自分を殺すことか?自分を拡げる「相手視点」の真意

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2025年新入社員レポート

こんにちは、シェイク吉田です。

今年も4月を迎え、複数の企業の新入社員研修に登壇させていただきました。

新入社員に求めることの1つに「相手視点」があります。
私自身、約30年前、新入社員の頃には相手視点が弱く、頻繁に叱られていたことを覚えています。当時、私は「相手視点を持て」というメッセージから「相手に合わせて自分の個を失ってしまう」怖さを感じていました。
自分らしさや個性を絶対に失わない、と意固地になっていたようにも思います。

その後、新入社員研修の講師として登壇するようになり、個人としての尖りが強く、相手視点が弱い人に会うと、過去の自分を見るようで、「その個性を大事に尖り続けるんだよ」と職場に送り出していました。

しかしながら、半年後や1年後の新入社員フォロー研修でお会いすると、職場での信頼関係を築くことが出来ずに、自分らしさの発揮どころか、苦しい状態に追い込まれている方が多かったです。

「その個性を大事に尖り続けるんだよ」と伝えず、「まずは、絶対に相手視点が大事だよ」と伝えればよかったと、後悔したことを覚えています。

「相手視点」

これを身に着けることに苦労する新入社員が多いと感じます。
今回は、この「相手視点」について紐解きたいと思います。

相手視点とは何か

そもそも、相手視点とは何でしょうか?
何のために必要でしょうか。

大きく2つの観点から語られることが多いと思います。

1つ目は、成果を出すための相手視点。

ビジネスにおいて、成果や価値を決めるのは相手ですから、相手の期待を捉えないと成果は出ません。成果を出すための相手視点を分解すると、例えば、

・相手の目的
・相手の仕事の後工程
・相手の課題やニーズ

といった、相手にとっての価値や成果を把握するために必要な視点です。

2つ目は、信頼を得るための相手視点。

ビジネスをする上で、お客様、社内の関係者など、初めて会う人との関係構築が欠かせません。相手に不快な思いをさせず、信頼関係を構築するための相手視点で、例えば

・立ち居振る舞い、挨拶、姿勢など
・指示やフィードバックを受ける際の表情など
・ホウレンソウのタイミングや内容など

が該当すると思います。これらは、成果を出すためにも必要な要素ですが、ここでは、2つを切り分けて考えることにします。

自分を拡げる「相手視点」と自分を狭める「相手視点」

今年、新入社員研修をしていて、2つのタイプの人がいるように感じました。

1つ目のタイプは、昔の私と同じように、マナーなどに多少の窮屈感や違和感を覚えているタイプ。マナーによって同質性を求められるように感じ、枠にはまることで自分らしさが失われていくと感じている人です。今年も一部、おられましたが、全体で見ると、少数派のように感じました。

もう1つのタイプは、求められる相手視点を確実に実行するのですが、どことなく、言われたことをこなすことに終始しているタイプ。決められたマナーの実践や、実践演習でのホウレンソウの回数など、指示されたことは確実に実践します。

「相手からの見え方は、あなたの印象を決めるので、確実に実践しましょう」と伝えているので、理想的な受講者と言えるかもしれません。このようなスタンスは、とても重要だとは思いますが、私は少し違和感を覚えました。

求められるであろう回数の報告をし、マナーも完璧。しかし、それは「怒られないため」「バツをつけられないため」の自己防衛的な相手視点に見えました。それは相手のためではなく、結局は「自分」を見ている状態なのかもしれません。

本当に大事なのは、心から相手の役に立ちたいという気持ちや、相手が何を感じているか、相手の心の動きを感じる力だと思うからです。

私自身、「周囲からの見え方を気にしなさい」といいつつ、「相手を心から思いなさい」といった、矛盾するようなことを言っていると思います。この両立が出来たら苦労しません。

でも、一見矛盾するような、この2つの要素を統合していくことを目指すべきだと感じました。

型を実践することは、とても大事。その上で、型にはまるだけでは、自分を狭める相手視点になってしまいます。

相手視点とは、自分を型にはめるものではなく、相手のことを真剣に考え、期待に応えようとする中で、自分の可能性が拡がっていくものであってほしいと思います。

型にはまることも、成長のプロセスとして大切だと思いますが、そこで終わらせず、相手のことを考え抜くことを通じて、自分の可能性を拡げ、世の中に価値を出す人に育ってほしいと思います。

2025年新入社員レポート
この記事を書いた人
吉田 実
誰もが持っている「無限の可能性」と「目が輝く権利」。一人でも多くの人の「イキイキ」のために、これからも邁進していきます!
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