WORKS 東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社 様
自律自走に向けた第一歩-“他者と協働し、やり遂げる感覚”を醸成するアウトプット型新入社員研修-

インタビュー協力:
長嶺 雄介(企画本部 TGESアカデミー アカデミー事務グループ チームリーダー)
石田 隆俊(企画本部 人事総務部 人材開発グループ 係長)
村松 郁(企画本部 TGESアカデミー アカデミー事務グループ)

会社プロフィール:
東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)は
LNGプラントやパイプライン、オンサイトエネルギーサービス、
地域冷暖房などの現場で、自らがユーザーとして積み重ねてきた知見
「ユーザーズ・ノウハウ」、エネルギーを「作る」「送る」「使う」
のすべての場所で、お客さまにワンストップで提供していく
「エンジニアリングソリューション」、この二つを活かしながら、
「誰もできない、に挑む。」のブランドメッセージのもと、
エネルギーのプロとして培った知恵と技術で脱炭素社会の実現を
目指します。
2022年はお客さまに選ばれるソリューション(サービス)・ガス・パワー・エンジ ニアリングを提供していくために東京ガス法人営業が統合、東京ガスケミカルも加わり、新生 TGESがスタートしました。
東京ガスグループの英知を結集して、持続可能な社会の発展を
全国のお客さまと共に進めていきます。

ご参考:
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社 ホームページ
https://www.tokyogas-es.co.jp/

【目次】

目指したのは“仲が良い”だけの関係ではなく、自己成長につながる“経験を共有し切磋琢磨する”関係
と関わることで得られた“働くことに対する自信と安心”
自ら未来を描き、チャレンジしていける人材を

目指したのは”仲が良い”だけの関係ではなく、
自己成長につながる”経験を共有し切磋琢磨する”関係

-- 昨今でこそ「チーム」や「仲間」というワードを大切にされている企業様も多いかと思いますが
御社では以前から「同期間の関係性」を非常に大切にされています。その背景をお聞かせください。

石田様:弊社は技術系の会社ということもあり、各職場で必要な技術、知識を学んでいくため同期全員で一緒に何かを行う、集まるといった機会は配属後それほど多くありません。長い会社人生を考えたとき、各職場に散らばり頑張っている同期は、一緒に仕事を進めていく上での仲間であると同時に、部署を超えて仕事だけでないお互いの刺激になるような話ができる関係で、そういった関係は会社生活における宝になると考えています。こういった背景もあり、職場での上下の関係ももちろん大事ではありますが、新入社員には「同期との関係性は大事にしてほしい」 と毎年伝えています。

村松様:コロナで計画していた研修が実施できなくなり、かつ在宅勤務が増えコミュニケーションが取りづらくなった中でも弊社として大事にしている”同期間の関係性”をしっかりとフォローしていきたいと思っていた時に、シェイクさんにご相談させていただきました。弊社としては同期の関係性は共有できる仲間であると同時に”切磋琢磨できる関係性”であってほしいと考えていたので、そのことから相互理解とともに、アウトプットを出す、というところも合わせて実施していただきました。

-- TGES様の中での「共有できる仲間」「切磋琢磨できる関係性」とは具体的にどのような状態でしょうか。またそのような関係性が必要だと感じられている背景を教えてください。

村松様:例えば研修後に関して言えば、研修中の同期の何気ない言葉から相手の成長を感じたりすることで、「自分も頑張ろう」「自分も成長したい」と思うこと、こういう関係だと思います。職場内で、に関して言うと、周りの意見を聞くことから“自分にない視点”を感じることがあると思います。その時に、自分に足りないものを補う、自分の良いところを伸ばす、といったようにその違った視点を自身の成長につなげていくイメージです。周囲からの刺激を自分の成長につなげるプロセスを習慣化してほしいと考えているので、周囲から学ぶ意識を新入社員の段階で持ってもらうということを大事にしています。

長嶺様:弊社では人事ローテーションの頻度はそれほど高くないため、それぞれの部署でどういう仕事しているのか、とくに新入社員においては深くは理解できていないこともあります。同期と話していると「(あなたの部署では)そんなことやっているんだ」とか「最近こんなことしてさ」といったように、会話の中で自然と理解が促されている、ということがあります。こういった点も“共有できる仲間”であることで得られることだと思います。

“長い会社人生”という言葉もありましたが、そういう前提のもと良い関係性・組織風土を作られているからこそ定着率が高くなる、 また定着率が高いからこそ同期同士や社員同士のつながりが強くなる、といった良いサイクルが御社の中にできているのだと感じました

人と関わることで得られた“働くことに対する自信と安心”

-- そんな御社の新入社員研修については「相互理解とその意識醸成」をテーマとし実施させていただきましたが、実際に立ち会っていただく中で、印象に残っているパートやシーンなどはございますか?

村松様:自分のことを語り、相手のことを知るという流れの中に、“相手からフィードバックをもらう機会”があったことがとてもよかったです。自分の強みだったり、弱みだったりを配属前に客観的に知れることで「この先どうやっていこうかな」という心構えができ、思い通りにいかないことにも自信を持って臨めるところがあるのではないかと思います。

石田様:2年目社員がフォロー研修で出したアウトプットを、1つ下の新入社員に伝えるといった一連の流れをつくったことが面白かったなと思います。同期もですが、職場の1個上の先輩、歳の近い先輩もやはり大事な存在です。配属前のタイミングで、1年目と2年目がコミュニケーションを取れる機会を作ることで「自分と歳の近い先輩にこういう人がいるのだな」とか「1年後こういう風になっているのだな」と配属後のことをリアルに感じてもらえたのがとても良かったです。2年目から1年目に何を伝えるのが良いのか、ここを考えながら、今後もっともっと良い循環を作っていきたいですね。

2年目の方々が、自分たちの1年間を振り返ってとても具体的に、かつリアルなことを後輩となる新入社員にお話いただいたことは私もとても良かったなと感じます。新入社員の方にとっても緊張だけでなく「着実に成長していけば良いのだな」という配属に向けた前向きな捉え方や安心感につながったように思います。

自ら未来を描き、チャレンジしていける人材を

-- 御社として様々な育成施策を打たれている中で、今回本研修を実施させていただきました。こういった取り組みを通じて、どのような人材を育てていきたいか、または組織を作っていきたいか皆様のお考えをお聞かせ下さい。

長嶺様:自律自走、もう少し具体的に言うと、自分の未来を自分で描きそこに向けちゃんと動いていける人を育てていきたいです。これから世の中が変わっていく、そして会社も変わっていく時期なので、今目の前にある仕事をただこなしていくだけでなく、色々なことに自らチャレンジし、自分を伸ばしていける。そういった意欲を持ってもらえるような環境・仕掛けづくりを我々はしていきたいと思っています。

村松様:今お伝えしたような人材の育成に向けて、現在階層別教育を充実させているところです。その初めの一歩目となり、“学び成長する習慣”の基礎を作るこの新人研修は大事にしていきたい研修です。育成は一足とびにはいきませんが、弊社が目指す育成には何が最適か、戦略に沿ってしっかりと考えながら推進していきたいです。

--今後のシェイクに対する期待をお聞かせください!

長嶺様: 社外の方、とくに育成に携わっており、他社の同年代を見ている方が弊社の社員の成長度合いを見る視点と社内の者の視点は違うと思います。そういった面で、受講者一人一人に寄り添い、その状態や変化を踏まえながら丁寧に学びの場をデザインしてくださるシェイクさんに若手社員を見ていただくことで、私たちの研修教育体系もより深まると思います。

村松様・石田様:寄り添って私たちの話を聞いてくださって、研修の中に取り入れていただいています。どんどんより良いものにしていけるよう、これからも色々とご相談はすると思いますので引き続きよろしくお願いいたします。


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