コラム

副業制度から考える「新入社員から学ぶこと」

皆さん、こんにちは。シェイクの吉田です。

シェイクでは、9月から副業可能とする人事制度に変更しました。

元々、業務時間内に「自分の想いに沿った活動」を推奨してきたのですが、
業務時間外においても、幅広い活動を通じて人生の幅を広げ、
成長に繋げてほしいという思いで始めました。

制度を開始して2カ月、
早速、二人から申請があり、副業が承認されました。

一人は新入社員、もう一人は新卒2年目社員です。

学校を支援している団体スタッフや、高校生支援のNPOスタッフとしての活動で、
いずれも社会的意義を感じて、本人たちも活動しています。

新入社員や2年目というと、仕事では一人前とは言えません。
先輩からの指導を受け、日々、悪戦苦闘をしながら仕事をしているのが現状です。

当初、副業申請があったときに、「まだ、一人前ではない新入社員を承認していいの?」
という葛藤がありました。

「副業を優先してしまって、本業を疎かにしないだろうか」
という不安もありました。

実際、しっかりとバランスを取りながら活動できるかどうか、
当初の狙い通り、幅広い経験が更なる成長に繋がるかどうかは、まだわかりません。
が、現状、二人とも、本業に対しても今まで以上に向き合っているように感じます。

今回の副業の取り組みや最近の新人・若手社員の動きを見て、
私自身が感じたことが2点あります。

一点目は、新入社員から学ぶことの可能性です。

上司や先輩の立場から見ると、新入社員は「育てる」対象ですが、
一方で、「学ぶ」対象でもあると思います。

仕事をしながらも、副業に取組み、社会に貢献していこうとする姿は、
我々に大切なものを思い出させてくれました。
貢献意識や、社外活動をすることへのフットワークの軽さは、
会社員生活に慣れてしまっている人にとっても必要となる力です。

私たちは、新入社員に対して、変化や成長を求めますが、
変化や成長を求められているのは、新入社員だけではなく、
年輩社員の方かもしれません。

二点目は、新入社員が価値を出すことの可能性です。

私自身、40代半ば。新入社員だったのは、20年以上昔の話です。
新入社員研修の講師をすることもありますが、
本当に、これからの時代に必要なことを伝えることが出来ているだろうか。
本当に、今の新入社員が知りたいこと、困っていることを
伝えることが出来ているだろうか、という懸念があります。

むしろ、2年目社員や3年目社員などの若手社員が、
新入社員研修のファシリテーターをした方が、
高いパフォーマンスを発揮するのではないだろうか、と感じることもあります。

先日、シェイクの新卒採用向けに、会社紹介動画を作成しました。
内容を考えたのも、動画で話しているのも、若手社員ですが、
分かりやすく会社説明をしている姿に感銘を受けました。
(もし、お時間が許せばのぞいてみてください。
 https://shake.co.jp/recruit/outline/index.html

価値を出すための場づくりや、価値を出すためのスキルなどの
支援は必要かもしれません。
ただ、若手が持っている考えやメッセージ、感性など、
社会や、社内に対して価値を出せる要素がたくさんあります。

副業に限らず、働き方も価値の出し方も、これから更に多様化が進むことでしょう。

新人、若手、年輩にかかわらず、一人一人が変化、成長し続けることが、
個人にとっても、会社にとっても、益々大切になっていることを感じます。

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