コラム

イキイキを失うメカニズム

皆さん、こんにちは。シェイクの吉田です。

学生時代に元気だった人が、社会人になって数年経つと、
元気がなくなっていく…。このような課題を解決し、
「イキイキと働く人が一人でも多く増えてほしい」
というのが、シェイク創業の想いです。

入社後、イキイキと働くことが出来なくなっていくのは、
一体、どのようなメカニズムなのでしょうか?

今年のシェイクの新入社員が次のように解明してくれ、
私自身、納得感がありましたので、ここで紹介させて頂きます。

1.理想をもって入社する
2.入社後、理想と現実のギャップを感じる
3.ギャップを埋めようと努力する
4.ギャップが埋まらず、無力感を感じる
5.無力感が諦め感に転じ、他責感情が生じる
6.ギャップが生じている状況を解消するために自分の理想を引き下げる

このようにして、自ら理想を掲げなくなり、自分の本音を
発することも少なくなっていき、イキイキさを失っていく
のです。

4月に入社した新入社員も、入社して早くも半年が経過しています。
皆さんの会社の新入社員は、イキイキさを失っていないしょうか。

先日、ある企業様で新入社員フォロー研修を実施させて頂く機会がありました。

その会社では、イキイキと働けている人が半数、
迷いの中にいる人が半数といった状況でした。

  • 仕事の意味を感じることが出来ていない人
  • 先輩社員の細かい指摘が受け入れられない人
  • 逆に、厳しい指摘がなく、物足りなく感じている人

人によって内容は様々でしたが、迷っている人は、上記のメカニズムで

5.無力感が諦め感に転じ、他責感情が生じる

あたりにいるような状況でした。

イキイキと働けている人と、迷いの中にいる人に、様々な問いかけをしたところ、
その差を生み出していた大きなポイントがありました。

それは、上司や先輩の「背景理解」です。

厳しい指摘をする先輩の下についたにも拘わらず、
イキイキと働いている新入社員がいました。その人は、先輩に、
「なぜ、そのような厳しい指導をするのですか」と背景を聞いたそうです。先輩は、
「君を、社長にするつもりで指導している」と答えたと言っていました。
背景が理解できたことは大きかったとの事でした。

仕事の意味が分からないといった場合においても、
どれだけ、その仕事の背景を理解できているかどうかが、分かれ目にありそうでした。

ポイントは、新人が『自ら』背景を取りにいくことです。

先輩から、厳しいフィードバックをもらえず、もっと踏み込んできてほしいと感じていた人は、
研修の最後に、次のような発言をしていました。

「自分からフィードバックをもらいに行きます」

当たり前のことのように見える気づきですが、
ここに本質があるように思います。

上司や先輩も、どこまで新入社員に踏み込んでフィードバックをするのがいいか分からない、
というのが現実でしょう。
今までの自分の基準だとパワハラになりかねないと感じている先輩もいることでしょう。

だからこそ、新入社員が、自ら取りに行くことです。

理想と現実のギャップが生まれたならば、
先輩に対して、自ら働きかけること
です。

自らの成長に責任を持ち、主体者になること。
周囲に働きかけて、自らの成長を自ら促進していくこと。

これも、リーダーシップと言えるでしょう。

このような経験を積み重ねて、リーダーシップを磨いていけば、
イキイキさを失うことなく、自分らしい社会人生活を
送っていく人が増えると信じています。

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