コラム

「感謝」は高度なスキルだった?

こんにちは。
シェイクの桐山です。

突然ですが、皆さんはいま、「感謝」してますか?
今の環境に、周りの人に、自分の人生に。

こういうと何やら怪しい感じですし、
「感謝しろ」というように聞こえるかもしれませんが、

私自身がこの問いを自分にするときは、
自分の状態をチェックするときです。

状態が良いと、
「ただ生きていて、この瞬間を感じられること」だけで感謝できますが、
状態が悪いと、とてもそんなことは考えられません。

そして、それは日々変動する。

忙しい毎日です。

先日、長期的な育成体系を導入し新人・若手の育成に力を入れている企業様に
インタビューをさせていただいた際に、定期的に時間をかけけてじっくり振り返り研修を
入れたことで、若手の方の他責が減ったというお話を伺いました。

もちろん、研修だけの効果ではないと思いますが、
明らかに、数年前と比較して、若手の方々の内省力が高まったというのです。

ようは、何か不満があったとしても、「今、自分ができることは何か?」に目を向け、
自分自身を客観視する力が付いたというお話でした。

リーダーシップの考え方で、最近「オーセンティック・リーダーシップ」という考え方がありますが、
私自身、これを自分を客観視する能力だととらえています。

「オーセンティック・リーダーシップ」とは、
自分を偽ることなく、自分の価値観・自分の正しいと思っていることに沿って動く
「自分らしさ」を大事にしたリーダーシップ論です。

一方で、この「自分らしさ」に沿って動くことというのは本当に難しいことだと思います。
自分が正しいと思うことも、ただ誰かに影響を受けそう思っただけのことかもしれません。

また、自分の価値観だと思っていたことも、自分を突き詰めたとき、
自分がそれを本当に望んでいたことかどうかは、わかりません。

自分を俯瞰して客観的に見なければ、
「自分らしさ」もわからないという意味で、
本当に高度なスキルだと思います。

他責が減った若手社員の方々も、
ただ純粋に「感謝」できるかどうかも、
この高度なスキルを使った結果なのかもしれません。

ということで、この高度なスキルを身につけ
日々、感謝できるようになりたい今日この頃です。

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