コラム

「そう願わなあきまへんなぁ」

こんにちは。シェイクの吉田です。

私が尊敬する経営者を2人挙げると、「松下幸之助」氏と、「稲盛和夫」氏です。

経営で迷ったときにいつも立ち戻るのが松下氏の本。
経営の原点に立ち戻ることが出来ます。
稲盛氏は、現在85歳ですが、これまで何度も講演を聞き、
その哲学から多くを学んでいます。

松下氏と稲盛氏。実は、この2人が出会ったときのエピソードがあります。

稲盛氏がまだ、京セラを立ち上げて間もない若い経営者だった頃。
松下氏の講演に聴講者として稲盛氏が参加しました。

そこで、松下氏は、有名な「ダム経営」の話をします。
ダム経営とは、「灌漑に備えてダムに水を貯めるように、
不況に備えて、会社にお金を蓄えておかねばならない」といった話です。

その講演で、聴講者の一人が、松下氏に質問をしました。

「ダムに水を貯めるように、会社にお金を蓄えることが大事なのはわかった。
でも、我々、中小企業の経営者は、それが出来なくて困っているのだ。
どうすれば、それが出来るのか、その方法を教えてもらえませんか?」と。

会場には、やり方を教えてもらわないと話にならないと考える人が多く
「そうだ、そうだ」という雰囲気だったようです。

松下氏は、しばらく考えたのちに、ぼそっと次のようにつぶやきました。

「そう願わなあきまへんなぁ」と。

「満月を背に(フォトモンタージュ)満月を背に(フォトモンタージュ)」のフリー写真素材を拡大

その答えにならない回答に会場中には失笑が広がったそうです。

その時の聴講者の一人に、稲盛氏がいました。
そして、稲盛氏は、この回答を聞いたときに、体に電流が走った
というエピソードです。

稲盛氏が捉えた、松下氏が伝えたかったことは、
「本当に心の底から、ダム経営をしたいと願っていますか?
 本気でそう思っていたら、やり方など自然と見つかるものですよ」と。

「強く願う」ということ。

もちろん、強く願ったら、願ったことの全てが叶うということはありません。

でも、願わないと、その可能性すら生まれない。
強く願えば、その可能性が高まることは確実です。

皆さんが「願う」ことで生まれる可能性は何でしょうか?

「人の目の輝きの可能性」

私が願う可能性です。

目を見たらその人がイキイキと生きているか、
生きてないかが一目で分かります。

誰もが持っている、イキイキと生きる権利。
目が輝きながら生きることが出来る可能性。

そのような可能性が広がっていくことを願って、
2018年も歩みを進めたいと思います。

皆さんは、2018年に向けて、どのようなことを「願い」ますか?

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