WORKS ENEOSグローブ株式会社 様
個にフォーカスした育成を共につくる–新入社員研修とOJTリーダー研修の連動-

インタビュー協力:
坂巻友香様:総務人事部 人事グループ
志村海斗様:総務人事部 人事グループ

会社プロフィール:
ENEOSグローブはLPガスの一般国内販売でトップクラスのシェアを誇る輸入元売会社であり、国内にエネルギーを安定供給する使命と責任を担っている。LPガスの輸入・調達から販売・配送まで、グループ会社で一貫したサプライチェーンを構築。日本全国どこへでもLPガスを供給できる体制を整えている。
現在ENEOSグローブは大きな転換期を迎えている。カーボンニュートラルの推進を目指しており、グリーンLPガス(合成燃料)の研究開発など、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化している。

ご参考:
ENEOSグローブ株式会社 ホームページ
https://www.eneos-globe.co.jp/

【目次】

考え方の土台・心構えを作る“印象に残る新入社員研修”
担当者の原体験から企画された“OJTリーダー研修”
言われたことを鵜呑みにせず「なぜ?どうして?」を自問し、行動していける人

考え方の土台・心構えを作る“印象に残る新入社員研修”

--シェイクへ新入社員研修を依頼いただいている背景を教えてください

坂巻様:新入社員研修については「社会人ベーシックスキルの習得」「同期同士のヨコの繋がり強化」「仕事における考え方の土台作り」を重視して実施しています。その中でも、とくに“自分の考えを持つ・学び続ける”といった仕事におけるマインドや考え方の土台のところは忘れてほしくなく、記憶に定着するという意味で“印象に残る”研修であることが重要だと思っています。御社のシミュレーションでは「ここまでチェックされるの!?」と受講者が驚くレベルの細かさで伝えるべきことはちゃんと伝えていただけるので良い意味での厳しさがあります。「社会人としての緊張感や規律性」を肌で感じ、研修の場で言われたことは後々まで残っているようです。言葉だけでは伝えにくい、社会人としての必要な心構えをセットできる機会になっていると感じるため、継続してお願いしています。

--シェイクの新入社員研修に対する印象を教えてください

志村様:御社の研修について「1番記憶に残っている」という話は周囲でもよく聞きます。また今年の新入社員研修を拝見し、講師の方が研修後、新入社員1人1人に対して的確なアドバイスをされていたのが「研修を通じて、こんなにもしっかりと個人を見ているんだ!」と印象的でした。新入社員フォローアップ研修の時まで覚えていただいているので、そういった意味でも印象や記憶に残る研修ですし、私は2年目になった今でも、御社の新入社員研修の内容を振り返ることが多々あります。もともと復習や振り返りを全くしない性格だったので、本当に社会人の土台を作っていただいたんだなと思っています。

※志村様(2021年度に新卒でENEOSグローブに入社し、
シェイクの新入社員研修を受講)

担当者の原体験から企画された“OJTリーダー研修”

--ENEOSグローブ様がOJTリーダー研修を実施され始めた背景を教えてください

坂巻様:私の世代は上に年の近い人がおらず、少し年齢の離れた方にOJTリーダーをやっていただいていたケースが多くありました。親身にはなっていただきつつも、長らく下の世代がいなかったためか接し方も迷われているように感じました。そうすると今度は自分たちが教える立場になった時に、下の子にどうやって接し、教えたら良いのかがわからないという連鎖が起こってしまいました。私も入社4年目でOJTリーダーを任された時に「OJTリーダーとは何ぞや」と悩み悶々と過ごした1年があったので、そのことへの後悔からその後人事グループに来たタイミングで「OJTリーダー研修を実施していこう」と決めました。

--OJTリーダー研修に関して、御社では今年フォロー研修を2回に増やされるなど、丁寧に実施されていますよね

坂巻様:私がOJTリーダーを任され悶々としていた際に、他のOJTリーダーの方と「こういう時どうしてる?」といった意見交換の場を設けてみたところ、これが非常に良かったんです。OJTはやっている途中で「これで良いのかな?」「間違ってないかな?」と迷うことが絶対に出てきますし、やってみてわかることがとても多い仕事です。仲間で集まるだけでなく、制度的に整え体系的に学び、やってみての振り返りや気づきが共有されるようにすることで、OJTリーダーの不安や悩み解消だけでなく、新入社員育成にもつながっていきます。基本を学んで終わりではなく、その後の振り返りを重視しつつ、引き続き、手厚くフォローしていきたいです。

--昨年より新入社員研修とOJTリーダー研修の両方を実施させていただいていますが、どんな効果が出ていると感じますか

坂巻様:弊社の場合、新入社員研修をお願いした講師の方にOJTリーダー研修も実施いただけているので、“新入社員の特徴や学んだことを踏まえた育成”が実現できています。「チームではどういった動きをするのか」「顧客の前ではどんな対応をするのか」普段接している同僚や同期、そしてOJTリーダーから見てもなかなか気づけない面が、新入社員研修の中で見えてきたりします。そういった情報をOJTリーダーにも伝えておくことで、OJTリーダーは育成時のアプローチや言い方を変えることができます。OJTとひとことで言っても、一般的に良いとされている育成の仕方がすべての人に効果的なわけではありません。育成対象者の特徴や成長具合を見ながら接し方や育成の仕方を変えていく必要がある中で、新入社員研修を担当されて特徴を掴んでいる講師にOJTリーダー研修も担当いただき、「この人はこういう特徴があるので、こうやって接してあげて」といった話をしていただく。この流れは新入社員・OJT担当者双方にとってとても有意義なものになっていると思います。

--近年では、シェイクの新入社員研修や若手研修を受けた方がOJTリーダー研修に参加されることも増えてきました。若手のうちに振り返りが習慣化され、OJTリーダーを担う中でも振り返りを行う、そしてその方が現場のリーダーになる頃には「自分で学ぶ力」や「内省し、行動に活かす力」がついている。そんな風に、連動まではいかずとも、シェイクの研修で大事にしている部分や学びを活かして積み上げ式に成長している、そんな形が実現できると良いなと感じました

言われたことを鵜呑みにせず「なぜ?どうして?」を自問し、行動していける人

--若手育成における、ENEOSグローブ様の今後の展望をお聞かせください

坂巻様:この先どんな変化が起こるか本当にわからない中で、若手には、今行われていることや上から言われたことを鵜呑みにせず「これは本当に必要なのか」「何のためにやるのか」というところを、頭のどこかで自問できる人になってほしいです。そして自問し考えたその後には「これってやっぱり必要だよね」「じゃあ変えていこうよ」といったように、若手から提案していけるとさらに良いなと思っています。

志村様:先日私の同期の1人が「会社を良くしていく・変えていくためには、自分たちがまず変わっていかないとだめだ。だから、みんなでもっと変わっていこうよ」と語っていて、たしかにそうだなととても感じました。2年目はまだ会社について知らないことも、勉強中のことも多くなかなか言いづらい立場ではありますが、年次に関係なくそういう意見や考えを口にして、そして実際に行動に起こせる若手になっていきたいと思っています。おそらく「それって意味あるの?もっと考えてきて」と言われることもあるかと思いますが、それで「もうだめだ」と諦めずに「じゃあもう一回考えて提案してみよう!」と立ち上がれる人になっていきたいです。

--今後のシェイクに対するご期待をお聞かせください

坂巻様:先ほどの若手育成の話ともつながりますが、若手が意見を持つ・提案をすることが活発に行われ、組織風土としても、上位層がそういった若手の考えを尊重するような会社になると良いなと思っています。今一緒に進めさせていただいている中堅層向けの研修がこの目指す組織風土づくりにつながっていくことも期待していますし、これまでのように様々なアプローチ方法や提案を持ってきてくださると嬉しいです。

志村様:引き続き、個人にフォーカスした研修を実施していただけると嬉しいです。私もそうでしたが、新入社員は不安がいっぱいで、そんな中講師の方から1人1人にいただけるフィードバックは自分自身の財産になりますし、改善点は働く上での明確な指針に、良かった点や強みは働く上での自信にもなります。こういった個にフォーカスした形は今後も継続していただきたいです!

--数年間、若手・新入社員研修をご一緒していて、御社の約1/5の方にシェイクの研修を受けていただいていると考えると、御社にとってインパクトが大きい、責任の重いことを任せていただいているなと改めて実感しました
引き続き、御社のより良い組織作りに向けて何ができるのか、一緒にお話しさせていただけますと幸いです


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