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マネジメント

ニューノーマル時代の「見える化」

皆さん、こんにちは。シェイクの吉田です。

コロナの影響で、テレワークが一般的になり、ニューノーマル時代の仕事の進め方や
マネジメントに関しての相談を受けることが多くなりました。
一体、何が変わったのでしょうか?

一言でいうと「見えない」ということに集約されるのではないかと思います。

一緒にオフィスで椅子を並べてコミュニケーションが取れた時と比べ、
テレワークにおいては、見えないことが増えました。

例えば、仕事のプロセス、相手の健康状態、仕事の進捗、困りごと、感情、本音、
先輩の背中やお手本、良い仕事、問題、本質的な課題、リスク…などなど。

見えなくなったニューノーマル時代の働き方においては、
「意識的な見える化」がポイントであると考えています。

今回は、意識的な見える化の具体的な事例を2つご紹介します。

一つ目は、「良い仕事の見える化」です。

何か問題が起きていないだろうか、体調は大丈夫だろうか、
集中して仕事が出来ているだろうか、とマイナス面を解消することに
人の意識は向きがちですが、意外に盲点なのが、
「良い仕事」へのフォーカスです。

今までは、ちょっとした会話で共有出来ていたことが、共有出来なくなり、
頑張っても報われない、承認されないといった無力感に繋がることが
起きています。

シェイクの事例ですが、有志の若手社員が主体的に
「良い仕事の見える化」をしています。
1月のオンライン全社会議では2時間程度のワークショップを
2、3、4年目社員が企画、実施しました。

実施した内容は、グーグルのJamboard(クラウドベースの
ホワイトボード機能で付箋に書いて共有することが可能)を活用し、
他のメンバーの良いと思った仕事や感謝したいことを付箋に書き出し、共有しました。

例えば、
「オンライン研修の運用マニュアルすばらしいです」
「準備チームの皆さんの機動力がすごい!」
「○○さん ご自身が大変な中、いつも気にかけて下さりありがとうございます。」
といったような感じです。

1月はワークショップで実施しましたが、その後は、
ジャムボードに自主的に記入することで、良い仕事や感謝の気持ちの
見える化をしています。

良い仕事や相互の感謝の言葉が溢れている画面を見るのは嬉しいものですよ。

二つ目は、新入社員の「一年間の活動の見える化」です。

新入社員はまもなく1年目を終了し、育成対象から外れ、後輩が入ってきます。
大きな節目の時期です。

この節目として、新入社員の育成対象からの「卒業式」という位置づけの
イベント(会議の中でのセッション)を開催しては如何でしょうか?
トレーナー(指導員)か、チームリーダーの方が音頭を取り、
様々なメンバーから見た新入社員の行動、成長、成果を事実ベースで見える化し、
新人に伝える場を設けて、実施するイメージです。
先述のJamboardを活用しても良いでしょう。

目的は、周囲のメンバーに対して、新入社員の1年間の成長を見える化することと、
周囲からの承認による本人の動機づけです。

2年目になり、先輩となることに不安を感じている新入社員は多くいます。
「卒業式」というイベント仕立てで、1年間の新入社員の成長・成果を可視化し、
周囲が気持ちよく2年目に向けて送り出してあげることは、
本人にとっても、組織にとっても意味のあることだと思います。

さて、今回はニューノーマル時代の「見える化」についてでしたが、
皆さんの職場で、見えなくなっているものは何でしょうか?
どのような見える化が有効でしょうか? 

皆さんの職場の見える化のきっかけになれば嬉しく思います。

この記事を書いた人
吉田 実
誰もが持っている「無限の可能性」と「目が輝く権利」。一人でも多くの人の「イキイキ」のために、これからも邁進していきます!
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