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新入社員の仕事の捉え方~仕事って辛いもの?~

こんにちは。
シェイクの佐藤です。

本格的な梅雨が訪れ、じめじめとした毎日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

私は今週末、4月に社会人になった妹とランチにいってきました。
新社会人の妹は、仕事にも少しずつ慣れてきた様子でしたが、
話を聞いてみると入社してから最近までずっと緊張が張り詰める日々だったそうです。
最近は会社の人とコミュニケーションが増え、
少しずつリラックス出来てきていると聞き、姉としては少し安心しました。

妹と久しぶりに色々と話した中で特に印象に残っていることは、
体調を崩して欠勤しなければならなかった日に、上司やチームの方がすごく優しくて安心したという話でした。
入社前や配属前は、入社が楽しみな半面、職場の方は厳しいのではないか、
失敗して怒られるのではないかといった不安が大きかったそうです。

そしてこうした不安や恐れを抱えているのは妹だけではないなと感じています。

大学の後輩の話を聞いても、
「学生から社会人に切り替わる際、働くことが楽しみでしかたない!」
という声よりも、
「学生生活が終わり、辛い日々の始まりだ」という声を多く聞きます。
SNSにもそういった内容の投稿を多く見かけ、現在の学生や新入社員のみなさんには、
『働くことへのマイナスイメージ』が強く根付いているなと感じています。

その背景の一つには、
SNSを通じて、仕事に対するマイナスな情報をよく目にするようになったことや、
働き方改革推進とともに、日本人は働きすぎているといったマイナスイメージの強い文脈で
多くのトピックが取り扱われていることが影響していると個人的に考えています。

そして、今年の4月多くの新入社員のみなさんとお会いして実際に感じたことは、
『働くことへのマイナスイメージ』を抱いている新入社員の皆さんは、失敗を恐れ、
意見を積極的に主張することを躊躇う傾向があり、
「仕事だから」や「辛い経験から学びなさい」という理不尽に感じる指導を嫌う傾向があるということです。
また、その一方で、仕事を通じた自身の成長や、やりがいを大切にしていることも
シェイクの新入社員レポートによって明らかになっています。

お客様からも、「理不尽なことにも耐えて、失敗や大変な経験から学びなさい」や、
「仕事だから取り組みなさい」というこれまで部下に伝えていたメッセージが
伝わらなくなっていきているというご相談を頂くことも多くなって参りました。

上記のような背景から、新入社員や若手社員に向けて、一様に「仕事だから」と伝える関わり方から、
一人ひとり関わり方やサポートを変えながら、個別にアプローチしていく必要性があるのではないかと感じています。

私も新卒で入社した頃は漠然とした不安を抱えてどう仕事に向き合えばよいか迷っている時期がありました。
しかし周囲との関わりあいの中で、仕事を通じて実現したいことを考え、自分で選んだ仕事に真摯に向き合い、
社会に貢献していきたいと想いを持って働くようになりました。

ただ同時に、やりがいや楽しいと感じるポイントは、個人差があるものだと認識しています。
今後の育成担当者には、一様に「仕事を一生懸命やりなさい」ということを伝えるのではなく、
仕事を通じて何を実現したいかなど、
若手社員それぞれの想いを形にする手伝いをすることが求められてくるのではないでしょうか。

そして、それぞれの想いを形にした若手社員が、その想いを実現するために成長することが、
組織にとっても若手社員にとっても良い影響をもたらし、組織の成果にも繋がってゆくと個人的に考えています。

私は「十人十色」「みんな違ってみんな良い」といった言葉のように、
社員一人ひとりが、のびのびと職場で仕事を楽しみ、それぞれの個性を掛け合わし、
相乗効果で良くなってゆく組織をつくるサポートをこれからもしていきたいと改めて強く想った週末でした。

そして、働くことに対するマイナスイメージをなくし、
仕事は楽しいという働くことへのポジティブなイメージを広げていきたいです!

この記事を書いた人
シェイク編集部
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