こんにちは、シェイクの松林です。
先日、人材育成の機会を頂いている企業の部長の方が異動されるという事で、
食事に行かせて頂き、「あー、これが組織変革のポイントだったんだな」と感じる機会がありました。
同社は、過去、育成意識があまり高くなく、新卒の離職率も高い会社でした。
そして、その問題意識が発端で、2013年から弊社との取り組みが始まりました。
- 全社員への自律をテーマにした研修
- 新卒1年目~5年目までの年2回の階層別育成体系の構築、実行
- OJT、メンター制度の立上げ、実践支援
- マネジャー以上へのマネジメント強化研修
- 年2回の本部長以上の方との人材育成ワークショップの実施
など、様々な取り組みをさせて頂いてきて、人を育成する風土が醸成されたり、
離職率、ストレスチェックなど、目に見える形で結果が出てきました。
そして、この取り組みを社会に拡げたく、「今回の組織風土変革の肝は何か?」と、
ポイントを探っていた所、そのヒントが、人事部長が語られた言葉から見つかりました。
食事の際、人事部長に、「なぜ、そこまで新卒育成に想いを持たれているのか?」
と私が質問したところ、以下の回答を頂きました。
「自分が影響を与えて採用している新卒だからこそ、
新卒を自分の子供のように見て関わっている。別の担当者もそういう想いである。」
この言葉を伺った際、「あー、この人事の方が、社内で『支柱』になってくれていたから、
ここまで育成風土が作られてきたのだな」と改めて感じました。
社内から色々と反対意見もあったかと思いますが、
覚悟を持った動かぬ『支柱』として、社内をリードして下さっていたのだなと感じました。
もちろん施策のクオリティも大事だと思います。
ただ、それ以上に、社員の事を自分の子供のように想い、
『支柱』となって下さるリーダー(人事の方)の存在の大きさを感じました。
このような想いや愛情溢れる人材育成の機会を頂いた事に感謝をしつつ、
この貴重な機会での学びを、社会に伝播させ、多くの企業様に貢献できたらと、そう思います。