皆さん、こんにちは。シェイクの吉田です。
コロナの影響で研修をはじめとする人材育成のアプローチに
変化が起きました。
1つ目の変化は、研修のオンライン化です。
集合が当たり前だった研修を、オンラインで受講することが可能となり
自宅に居ながらにして研修を受けることが出来るようになりました。
研修目的によっては、オンラインでも、研修効果が下がらないことが確認され、
むしろ、オンラインの方が高い効果が期待できる研修も出てきました。
ただ、この最初の変化は、従来、対面で実施していた研修を
オンライン版に修正したもので、集合研修とアクションプランという枠組みを
メインとして組み立てられていました。
2つ目の変化は、学び方そのものの変化です。
研修をオンライン化するのではなく、オンラインであることを前提にして
最適な学習アプローチ設計することへの転換が起きました。
弊社でも、NTTデータユニバーシティ様と協働で、
「ニューノーマル仕事術 マネジメントスキル編」
「ニューノーマル仕事術 ビジネススキル編」という、
今までの研修とは全く違うコンセプトのプログラムを開発し、実施しています。
以下のような要素を、学習目的に沿って最適化しています。
- 動画によるインプット
- 事前、事後のアセスメント
- ガイダンスセッションとリフレクションセッション
- コーチによる1on1コーチング
- 定期的な実践課題への取組みと振り返り
- 受講者同士の学び合いのためのグループミーティング
- ITツールを使った他者との共同学習
このようなプログラムは、弊社のサービスに限らず、
次々と出てきています。
今や、社員育成の手法には、集合研修だけでなく、
E-learningやコミュニティ学習などが加わり、
IT技術も発展したことで多様な選択肢が生まれてきたと言えるでしょう。
学習目的に沿って、最適な学び方があることを感じています。
今回のマネジメントスキル編においては、部下育成と
チームビルディングが学習テーマでしたが、
職場での実践を前提とした学習プログラムですので、
1on1やチームMTGを通じて部下とのコミュニケーションの量と質が確実に変化し、
3カ月を通じた、自身のマネジメント持論を確立され、
成長実感を得ておられました。
これまでのマネジャー研修では、基本的には既任の方と新任の方は
分かれて学んでいましたが、本プログラムでは一緒に学んでいます。
現場における個別課題をどう解決するか?
それぞれの立場やここまでの経験を踏まえ、
個々人にとって必要な学びを得ることが出来ていたように思います。
部下は、上司の「成長している背中」を見ることで成長が促進される、
という側面もあります。
今回のプログラムは、現場での実践がメインとなり、
上司自身が成長実感を持てる機会になっていることは
職場にとっても意味があることだと感じます。
ニューノーマル仕事術マネジメントスキル編を受講した方からは、
「今回、ニューノーマル仕事術を学んでいるが、この研修そのもののやり方が、
今までとは全く違う。これこそがニューノーマルだ」という
声も出ていました。
人材育成は、まだまだ、進化していくでしょう。
人材育成におきる、3つ目の変化、4つ目の変化はどのようなものに
なるでしょうか?
是非、皆さんと一緒に考え、新たな可能性を生み出していきたいと思います。