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人材育成業界

テレワークの今こそ成長のチャンス

皆さん、こんにちは。シェイクの吉田です。

テレワークが一般的になり、新入社員の成長が鈍化しているのではないかという声を聞きます。

その理由としては、これまで職場のOJTのように「見て学ぶ」ことが難しくなったことや、
職場やリアルの顧客訪問という「緊張感」のある場を経験することが出来ず、
意識の転換が難しいことなどが挙げられます。

一方で、「テレワークだから成長が鈍化する」と決めつけてしまうのは、
早計かもしれません。入社時からテレワークを実施している新入社員でも
例年より成長しているのではないかと感じられる人もいるからです。

今回はテレワーク下でも成長している人・成長を加速させている人の特徴について、
まとめたいと思います。

一つ目は、テレワーク元年だからこそ、
オンラインネイティブの新入社員が存在感を発揮しているケースです。

仕事の進め方やチームマネジメントに変化が起こり、
ZOOMやTeamsなどのコミュニケーションツールや、
SlackなどのSNS、e-ラーニングによる学習なども一般的になりました。

これらのツールを誰よりも使いこなし、
時に業務の改善提案などをしながら、先輩社員や職場に対して影響力を発揮し、
職場での存在感を出している新入社員がいます。

若手や新入社員が発信しやすい「心理的安全」な職場になっているか?
という点がポイントかと思います。

二つ目は、オンラインのメリットを活かし、人との接点を増やし、
経験や学びを増やしている
ケースです。

上司や先輩視点に立つと、現状は新入社員の状況がつかみづらく、
仕事を渡すことが難しくなっているように思います。
結果として、従来よりも与えられる経験が減っている人が多いように感じます。
一方で、経験を与えてもらうのではなく、自ら機会を作り出すことが
出来ている人は、オンラインツールをうまく活かすことで、
多くの社内外の関係構築をしています。

上司や先輩に時間をもらうだけではなく、他部門の人を巻き込むなども、
比較的容易に時間を割いてもらうことが可能です。
新入社員からの働きかけを断る先輩社員は殆どいません。

自ら機会を創り出している人は、多くを学び、成長しています。

三つめは、インプットや振り返りを増やしているケースです。

テレワークが進んだことで、通勤などの時間が減り、自己投資に割く時間が増えました。

語学学習や資格の取得、読書やe-ラーニングなどによって、
徹底的にインプットを増やすことで成長しています。
また、日々の振り返りや定期的な振り返りを
オンラインを活用することで、仲間と深め合うケースも出ており、
振り返りの精度が上がっています。

自己投資の時間を増やし、学びの質を上げることで、成長を加速させています。

少し話が変わりますが、先日、新人フォロー研修を実施した際に、
多くの新入社員が目の前の作業的な仕事に追われ、
あまり成長実感を得られず、不満や不安を抱えていましたが、
一人、とてもイキイキとした表情をされている方がいました。

話を聞くと、「日々、楽しくて仕方ない。成長しかない」と話しており、
掘り下げて聞いてみると、仕事を通じて実現したいことや、
自分自身がどうなっていきたいかという目的意識を強く持った方でした。

目の前の環境が厳しくなればなるほど、目的を見失いがちになり、
目の前の仕事に忙殺され、環境に不平や不満を抱きがちになります。

入社した当初からテレワークが主体となり、大変になったことはたくさんあると思います。
一方で、テレワークだからこそ、成長を加速できる要素もあるかもしれません。

新入社員本人だけでなく、周囲の先輩や上司やトレーナーといった育成側も
「テレワークだから育成は難しい、成長が鈍化している」
「前は○○ができたのに、今はできない」といった考えを捨て、
テレワーク下だからこその育成、成長に目を向けていただきたいと思います。

新入社員も育成側もこのような環境下からこそ成長を加速させる方法を考えてみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人
吉田 実
誰もが持っている「無限の可能性」と「目が輝く権利」。一人でも多くの人の「イキイキ」のために、これからも邁進していきます!
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