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研修事例紹介

ZOOM研修の可能性

皆さん、こんにちは。シェイクの吉田です。

コロナの影響で研修のオンライン化が一気に加速しました。新入社員研修においても、オンラインで実施した企業が多くあり、シェイクでも、4月予定していた3分の1の研修を、ZOOMで実施させて頂きました。

今回は、そこで感じたZOOM研修の可能性についてまとめます。

まずは、リアルの研修と比較したときのZOOM研修のメリットです。

■研修に対する主体性が向上する

これは意外でした。オンラインなので、集中力が切れる人が続出すると想定していましたが、ZOOMの場合、常に一人一人の表情が見えるので、
逃げ場のない空間が生まれ、集中せざるを得ない状態になります。

また、リアルの研修よりも全体で発言するハードルが下がります。
研修会場で、立ち上がり、他の受講者に見られて発表するのではなく、
座ったまま、パソコンに向かって話している状態ですので、発言しやすい状況が生まれるのでしょう。

■質問が出やすくなる

リアルの研修の場合、タイミングを見計らって質問をする必要がありますが、
ZOOMでは、疑問に思ったタイミングでチャットに書き込むことで質問が出来ます。
ファシリテーターも、答えやすいタイミングで回答できますので、質疑応答がやりやすくなります。

■グループの組み換えが容易

リアルの研修ですと、席を決め、移動するだけでも手間がかかるので、
一日に何度もグループメンバーを変えることは困難です。
ZOOMのブレイクアウトセッションを活用することで、同じメンバーで
一日を通すことも、都度、メンバーを変えることも可能になります。

都度メンバーを変える場合は、ロールプレイングはペア、
ディスカッションは4人、共有による学び合いは6人といった具合に、
目的に合わせて、都度、メンバーの人数を変えることが可能です。

また、リアルの研修ですと、休憩時間に気の合う人とだけで集まりがちですが、
ZOOMでは、強制的に多くの人と話す機会が増えるため、
特定の小集団になりにくく、結果的に、多くの関係構築が可能になります。

■グループ討議の内容をじっくり確認できる

リアルの研修において、ファシリテーターがグループ討議の内容を聞くことは可能であるものの、
じっくりと顔を見ながら受講者と同じ目線で聞くことは難しい環境にあります。
一方で、ZOOMでは、じっくりと聞くことが可能です。
気になる受講者がいたら、理解度の確認のため、重点的に発言内容を
確認することも可能です。

他にも、一人一人の気づきや学びをチャットで、瞬時に全員に共有することや、
一人の発表に対する全員からのフィードバックを瞬時に集めること、
投票機能を活用して一人一人が感じていることを可視化することも可能です。

以上、ZOOM研修を実施してきて感じたことをまとめましたが、
知識・スキル習得に関する研修でしたら、問題なく実施できると感じました。

一方で、リアルな環境化の研修でこそ成り立つイメージの強い

  • マインドセット(スタンスの醸成)
  • 実践演習による「分かる」と「出来る」の違いの体感的学び

といった学びについてはどうでしょうか。

実際に、ある企業様でリアルな環境化の研修で実施しているシミュレーション研修をカスタマイズして、
ZOOMで実施してみる機会がありました。
受講者が顧客への提案内容を考え、オンラインで顧客役に提案し、
頭では分かっていても、顧客との間に大きな期待値のギャップがある自分を体験学習するものです。

受講者からは、

「『お客様のことを考えることが第一』ということは頭で理解していましたが、実際にワークをしてみて『お客様のことを考える』ということがどのようなことか、その難しさを痛感しました」
「シミュレーションをして、分かっていてもやってみると出来ないことがあり、自分に不足している点を明確にすることができました」

といったような感想があり、体験学習としても効果がありました。

もちろん、リアルな環境下の研修と同等の効果が出ているかと問われると
緊迫感や感情に訴えるものが届きにくいことから、同等だとは言い難いですが、
オンラインでも出来ることはたくさんあります。

コロナによる影響の中、多くの新入社員は十分な育成を受けられず
不安な状況にいます。
また、多くの職場の上司や先輩も、配属後の新入社員育成に困っています。

そのような中、私たちに出来ることは、
一人一人の新入社員に細やかなサポートをすることではないかと思います。

オンラインで、マインドセットも関係構築も可能です。
2~3時間での短時間でのフォロー施策も可能です。

「コロナの時期の新入社員だから仕方がない」とは言わせたくありません。
むしろ、「コロナ時代の新人は力強い」と言われるような育成を
していきたい
と思います。

この記事を書いた人
吉田 実
誰もが持っている「無限の可能性」と「目が輝く権利」。一人でも多くの人の「イキイキ」のために、これからも邁進していきます!
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