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立場や年次に関わらず相手に意見を伝えるとは

こんにちは。シェイクの佐藤です。

「組織のために、チームのために、相手のために。
 立場や年次に関わらず相手に意見を伝えてみる!」

これは私が社会人1年目に得た気づきであり、常に心がけ、大切にしているスタンスです。

私はどちらかというと受容力が高いタイプです。
実家が自営業で、沢山の大人に囲まれて育ち、なおかつ三姉妹の真ん中、
多くの人に囲まれ、上と下の姉妹の間に挟まれて育った環境も影響してか、
人と関わり、自分と異なる意見や異なるものを受け入れることは嫌いではありません。
むしろ、「自分と違ってこんな面白い」と進んで受け入れるタイプです。

前職で実施した「自身の強みや特性を診断するFFS診断」でも受容力がずば抜けて高いという結果が出ました。

そんな自分の強みを活かして、社会人一年目は、
とにかく素直に先輩や上司のフィードバックを真っ直ぐに受け止めて、何でも素直に行動しました。
周囲からのフィードバックを素直に受け止め、
自分のやり方に固執せずにPDCAを回し続けたことは、1年目から成果を挙げることに繋がりました。

ありがたいことに、社会人1年目の最後には部門の年間MVPを頂き、
周りからも「とにかく素直に行動し続けたことが成果につながった。
1年目のあるべき姿だ」という言葉を頂いてとても嬉しかったことを今でも覚えています。

一方で、私自身にとっては素直さだけではいけなかったという学びがありました。
それは、2年目となり後輩が入ってきたタイミングでの気づきでした。

私の前職の職場は、急拡大中のベンチャー企業で、仕事熱心な仲間が集っています。
私の元上司は、そんな職場の中でも特に勉強熱心で、経験も豊富な方で、
「この人についていけば大丈夫だ」と、心からその上司を尊敬していました。

一方で、1年目の私は、

  • 自分はまだ1年目だから。
  • 勉強量も知識も経験も、上司に比べたら圧倒的に少ないから。
  • 自分の意見が正しいと思う根拠がないから。

そんな気持ちから、自分からもっと組織を良くするための提言をすることが非常に少なかったです。
そして、1年目の自分は、そのスタンスで良いと思っていました。

そんな考えが変化したのは、初めての後輩ができた社会人2年目となった時でした。

私のチームに入ってきた後輩であるAさんは、
ビジネスマナーや社会人常識もままならない入社早々のタイミングから、
自分の感じている違和感や変えていきたいことを素直に発信していました。
私は、経験も知識も勉強量も豊富な上司の決めたやり方に意見をしても、
「きっと的外れな発信になってしまうだろう、論破されてしまうのではないか」と心配していました。

チームの他のメンバーも、私と同様に上司に提言をする人がいなかったので、
ヒヤヒヤしながらその様子を伺っていました。

しかし、結果として、Aさんの発信によってチームは変わりました。
Aさんの発信が従来のやり方を見直すきっかけとなり、より生産性の高い良い方法を模索し、
チームにとっても組織にとっても、良い方向に進みました。
また、元上司にとっても自身の決めたやり方を見直す機会になり、上司にとっても成長の機会となったのです。

そんな場面を目の当たりにして、

  • 自分はまだ1年目だから。
  • 勉強量も知識も経験も、上司に比べたら圧倒的に少ないから。
  • 自分の意見が正しいと思う根拠がないから。

私は上記のような枠をいつの間にか自分で決めてしまっていて、
自分の意見や、感じている違和感を発信することを意識しないままやめていたことに気づきました。
そして、チームで、組織で働く上で、年次や立場に関わらず、
お互いのためになることを伝えあっていくことが大切だと痛感しました。

とはいえ、上司や年次が上の方と異なる意見を発信することは非常にハードルが高いことかもしれません。
しかし、異なる意見でも相手に伝えて、対話をしていくことは、相手や組織のためにもなるのだということに気づきました。

互いのために、立場や年次に関わらず率直に意見を交換し合うことや、自分が先輩や上の立場になったときも、
年次や立場に関わらずに一人ひとりの意見を大切にして、率直な意見を交換できる場を作っていきたい。

そんな想いから、

「組織のために、チームのために、相手のために。
 立場や年次に関わらず相手に意見を伝えてみる!」

これからもこのスタンスを大切にしていきたいと思います。

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この記事を書いた人
シェイク編集部
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