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他人を見て自分を知る

こんにちは。
シェイクの三浦です。

学生時代、野球漬けの日々を過ごした私にとって
最近の密かな楽しみはプロ野球の交流戦の結果を見ることでした。

特に、交流戦においては大好きな阪神タイガースの勝敗以上に
「セ・リーグが勝ったかどうか」を気にしてしまいます。

例年、セ・リーグがパ・リーグに(交流戦の勝敗総数で)負け越すのですが、
理由として、それぞれのリーグ内の戦略の違いがあると言われます。

バッター優位の攻めの野球であるパ・リーグに対して、セ・リーグはピッチャー優位の守りの野球で、
セ・リーグのピッチャーが打たれてしまった日には、なかなか追いつけない! という試合をよく見ます。
(結果、今年も負け越してしまいました。。)

最近、私も交流戦(?)として関西の人事様の動きを知りに、
HRサミット大阪(https://jinjibu.jp/hr-conference/report/r201905/)に参加してきました。

印象に残っている話の1つに、
ある大手製菓メーカー企業の人事の方が紹介されていた「人事主催の他社交流研修」があります。

登壇者の方は「人事が主催すると研修費用が浮くからオススメだよ」と仰っており、
日頃営業に出ている私は苦笑いだったのですが(笑)、中身はとても興味深いお話でした。
(研修内容の詳細は、今回は割愛させて頂きます)

会場は「なるほど!」といった反応で、人事の皆様の関心も高いご様子でした

私も「良い取り組み!」と思いましたが、
サミットが終わった後にふと、
「最近なんで、”他流試合”や”他社との交流”が流行しているのか?」や
「そもそも、他社(他者)と仕事上で交流する意義は何なのか?」と考えていました。

前から注目されている取り組みだと思いますが、最近特に流行化している背景には、
「自分らしさ」や「自社らしさ」が求められていることが1つ挙げられると考えます。
(時代背景として、VUCAと呼ばれる見通しの見えにくい社会の中で
企業毎の独自性やイノベーションが求められることが要因だと考えられます)

そして私はこの、他社(他者)と交流する意義を、
「他社(他者)との違いを通じて、自社(自分)を知ること」だと置いています。

競争戦略の研究で著名な楠木健さんの「ストーリーとしての競争戦略」では
“「違いをつくって 、つなげる 」 、一言でいうとこれが戦略の本質です 。”
と語られています。

この「違い」を認識することそのものに価値があるのではないでしょうか。

ちなみに「違い」に関して顕著な例を挙げると、昨今の新入社員の傾向として、
「組織論理に耐え、地道に成長していこう」といった「石の上にも3年」思想はもはや通用せず、
「人とは違う、自分らしい働き方・やりがいを見つけ、成長していこう」といった傾向が見られています。
(弊社2019年新入社員傾向レポートより)

“らしさ”に注目が当たる今の時代だからこそ、
個人だけではなく、企業としても他社との「違い」を認識し、社員に魅力を伝え、
世の中に「強み」を発信していくことが必要ではないでしょうか?

今回、シェイクでも他社との「違い」を認識する場として、
若手社員他流試合公開講座を行います

成長の踊り場にいる若手社員の方々に、
多くの違いを認識し、自社の魅力を一つでも感じ取っていただけたら幸いです。

この記事を書いた人
三浦 悠介
自分の想いを仕事に乗せることの積み重ねが、強みを発揮し、弱みを克服させ、自分らしく新しい価値を生むことにつながると私は信じています。
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