皆さん、こんにちは。シェイクの吉田です。
先日、私の前職である住友商事出身の起業家、社長を集めた飲み会を企画しました。
計11人のメンバーが集まり、交流を深める機会になりました。
経営大学院、IT、不動産、化粧品、再生医療、健康食品、繊維、
ゲーム、教育など、活躍している業界が多岐にわたっていて、商社出身らしい集まりだと感じました。
話していて感じるのは、みんなビジネス感覚に長けているということ。
ちゃんと稼ぐ組織を作っていくということへの感度の高さは、
商社での経験が大きいのだろうと思います。
後は、面白い人が多い(笑)。大盛り上がりの飲み会でした。
その飲み会の様子をフェイスブックにアップしたところ、
住商の人事の先輩から連絡を頂きました。
住商としても、退職をした人を集めたアルムナイ組織の結成を企画していて、
連携出来ないかとのことでした。
これまで、会社にとっては“離職は悪”との考えが一般的だったと思いますが、
人事主導の公式なアルムナイネットワークが広がってきていることを見ると、
“離職は悪”の考えが少しずつ変わってきているのではないでしょうか。
会社という枠組みが少しずつ緩やかになり、
退職者も同胞として一緒に価値を出していく時代になってきたことを感じます。
住商を退職後、活躍する人が増えることは、住商のブランドに貢献し、
結果として、優秀な人が入社してくるサイクルが出来るならば、
こんなに素晴らしいことはありません。
シェイクという会社においては、お陰様で、
退職後も、会社とつながりを持てている人が多くいます。
シェイクから独立後ファシリテーターとしてシェイクの研修に登壇
している人、学生のキャリア開発事業で起業して協業している人など。
採用ホームページには退職者の情報も掲載して、
退職後も会社のイベントに参加するメンバーもおり、
このような繋がりをとても有難く思います。
未来においては少子化が続き、
企業としては人材不足が重大な経営課題となることは間違いありません。
もちろん、人が辞めないような企業努力は必要ですが、
辞めた後の関係性や、辞めても社外で活躍できる人材を輩出する育成風土が、ますます重要になります。
そう考えると、
20代を「土台作り」や「基礎固め」といった期間に位置付けるのではなく、
20代において「事業創造力」や「リーダーシップ」を徹底的に鍛える方が、
社内外で活躍する人を増やし、採用ブランドを向上させ、
長期的な企業競争力を高めると感じます。
20代は下積みと捉え、型にはめてしまうことにより、
成長意欲の高い若手社員を生かし切れていない
職場がたくさんあります。
今までの常識はこれからの非常識。
会社という枠組みの捉え方、離職の捉え方、20代育成の捉え方など、
どんどんこれまでの常識を打ち破っていくことが求められるのではないでしょうか。