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人材育成業界

管理職が及ぼす「研修転移」への影響力

こんにちは。シェイクの道上です。

皆さん「研修転移」という言葉をご存知ですか?

東京大学の中原先生によると
研修転移とは、「研修の現場で学んだことが、
仕事の現場で一般化され役立てられ、かつ
その効果が持続されること」と定義されています。

一言で言うと、「研修内容の実践と定着化」を指します。

皆さんの会社では、研修で学んだことを職場で
どのように活かしていますか?
ご自身の部下が研修を受ける前、受けた後に
皆さんは、部下の方に対してどのような行動を取っていますか?

ある研究によると、
研修前後において管理職から受講者に向けての取り組みが
あまり行われていない一方で
研修転移への影響度合いは、高いという結果が出ています。

つまり、管理職の研修前後における取り組みが

部下の「研修内容の実践と定着化」を左右すると言っても過言ではありません。

取り組みと言うと少し仰々しく感じられるかもしれませんが、部下へのかかわりと置き換えるとわかりやすいかもしれません。

比較的容易にできて効果につながりやすいことしては、

<研修前>①期待を伝える②研修目的を伝える、自分なりに考えるよう促す③実践機会となる仕事を渡せるように事前に準備しておく

<研修後>①職場でどのように活かすつもりか問いかける②部下の実践行動をサポートする③研修での気づきを同僚にシェアする機会を設ける

などがあります。

弊社のお客様の中でも研修が終わる度に、研修講師であるファシリテーターから受講者の上司の方に対して「研修のポイントと職場でお願いしたいかかわり」をお伝えさせていただいている事例もあります。

管理職の皆さんのちょっとした研修前後の部下へのかかわりで想像もしなかった成果につながるかもしれませんね。

この記事を書いた人
シェイク編集部
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