AI活用やDXの進展に伴い、若手人材の確保・育成は組織の成長に不可欠です。しかし、Z世代にとって職場選びの決め手は、待遇や柔軟な働き方だけではありません。「ホワイト離職」や「ゆるやかな退職」といった新たなキャリア観が注目されるように、「成長実感」や「学びの機会」が、若手の組織への定着に大きく影響を与えています。
また、今後社会に出る世代となる高校生に目を向けると、2022年度の学習指導要領改訂により「主体的・対話的な深い学び」 の実現に向けて、ICT端末を活用し、一人ひとりが自ら考え、他者と協働するアクティブラーニング※を重視した学びが進められています。
そして、大学入試改革により「知識・技能の確実な習得」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性をもって多様な人と協働して学ぶ態度」といった多面的・総合的な評価に入試の評価軸もシフトしました。こうした変化から、生徒は中長期的な視点で進路を考え、準備を行う必要があるため、自分の学びたい方向性を明確にし、大学のミッションやカリキュラムに照らし合わせ進路を選ぶ傾向が強まっています。
このような新たな学習経験を積んだ世代が活躍する時代がくる中、企業の育成環境や職場風土は、従来のままというケースも少なくありません。このギャップを埋めるための議論や再構築を今から始める必要があります。
本セミナーは、学校現場での学びの支援をルーツに持つ「チームタクト」と、人材育成・組織開発の専門コンサルティングを行う「シェイク」の共催です。2025年度新入社員の特徴や傾向から、新入社員の成長を効果的なものにするための育成ポイントをお伝えします。また、現代の学校教育の方向性や学びの実践から、今後入社してくる社員の傾向や職場に対して求めるものを探り、彼らが活躍し定着する職場づくりについて考えていきます。
※アクティブラーニングとは、教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。
このような方におススメ
- 人事や研修担当者として若手人材像や最新育成・研修動向を知りたい方
- 短期視点ではなく、中長期を見据えた「人の成長の支援」を考えたい方
- 現在の学校教育が狙っていること、育成したい人材像について興味のある方
- 若手社員が定着する職場環境づくりをしていきたい方
開催概要
新しい教育を受けた「新入社員」を迎えるために組織はどう変わるべきなのか? ~現在の高校教育の在り方から探るこれからの人材の変化予測と今後の若手育成への示唆~ | |
日時 | 2025年5月28日(水) 16:00~17:00 |
会場 | オンライン開催(Zoom) ※ウェビナーですので、皆さまのお顔、お名前は他の参加者の方には見えません。ぜひお気軽にご参加ください。 |
参加費 | 無料 |
共催 | 株式会社コードタクト 株式会社シェイク |
競合他社様であると判断した場合、ご参加をお断りさせていただいております。その場合、受講のご希望に添いかねます旨、ご了承いただきたく存じます。
講師紹介

その後、2020年に一般社団法人Japan Education Labを立ち上げ、高校のキャリア教育・探究学習などの授業をデザインして出前授業を届ける活動を始めるとともに、コードタクトで、主に高校に向けて、学校ICT推進のための利活用サポートを行う。文部科学省の官民協働プロジェクト「トビタテ!留学JAPAN」 ファンドレイザーとしても活動中。

学業と並行してIT系スタートアップにて、新規営業や組織づくりに従事。
企業がスピード感を持って成長していく過程を経験し、事業の成長や拡大には、一人ひとりの成長が不可欠であることを実感する。
シェイク入社後は、業界・業種を問わず人事・組織コンサルタントとして、
育成施策の企画やプログラム開発、若手向け研修のファシリテーションを担当する。
また、対人支援のあり方を探究するために、学びの場(キャリア講座、コーチングスクール)へ積極的に参加し、自己研鑽に励んでいる。
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