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「背景を理解する」ということ

立場の違う人が理解し合う重要性

皆さん、こんにちは。シェイクの吉田です。

先日、シェイクの若手社員から一つのお願いをされました。

「吉田さん、”経営者の悩み”というテーマで、一時間ほど、
 若手社員に話をしてもらえませんか?」と。

理由を聞くと、経営者が何を考えているかを知ることで
自分たちの視野を広げたい、とのことでした。

当日、著名な経営者の言葉を引用しながら、経営者が感じていること、
悩んでいることを整理して伝えました。
更に、自分自身、約9年前、社長になったとき、
どのように自分自身の視点が変わり、どのような葛藤があったかを
生々しく伝えました。

それぞれに、感じることや学ぶことがあったようで、
このような学び合いの機会を作ってくれた若手社員に感謝するとともに、
立場の違う人が理解し合う重要性を改めて気づかされました。

自分の考えを押し付けていないか

さて、会社において、

「なぜ、上司は明確に意思決定をしないのだろう?」
「なぜ、部下は主体的に動かないのだろう?」

といったように、相手に対して不平、不満の気持ちを
抱くといったようなことが発生しがちです。

育ってきた環境も違えば、経験してきたことも違うので、
相手の事が分からないのは当然で、
ましてや、組織においては、役割も違えば、働いている年数も
違いますから、理解し合うのは難しいものです。

最近、ある社員から、「教えてもらっていないから出来ません」という
言葉を聞きました。

聞いた瞬間、「そんなの、教えてもらう前に、
自分から教えてもらいに行くべきだろう」と
嘆く気持ちがよぎりました。

私が、人間関係において、失敗しているときは、
結局、相手を知ろうとする努力をする前に、
自分の考えを押し付けてしまっているのかもしれません。

自ら相手の背景を知りに行く

“嘆く、その前に”

相手に対して嘆く気持ちが出てきたら、まずは、
自分から相手を知りに行こうとすることが大切ですね。

冒頭で、紹介した若手社員は、自ら、経営者の背景を
知ろうとしてくれました。

私はそのことに大いに感動したのですが、
自分自身は、「教えてもらっていないから出来ません」と言ってきた
社員の背景をじっくり聞いていませんでした。

まずは、今日、その人の背景を聞いてみようと思います。

もしかすると、「教えてもらっていないから出来ない」という
言葉の裏に、「誰にも相談できずに悩んでいる」「孤立している」
といったような背景があるかもしれません。

自ら、相手の背景を知りに行くことの大切さ
気づかせてくれた機会でした。

人が育つ職場のつくりかた(成長支援組織)
多様化する時代に必要なマネジメント改革・組織づくりを徹底解説(組織づくり))
この記事を書いた人
吉田 実
誰もが持っている「無限の可能性」と「目が輝く権利」。一人でも多くの人の「イキイキ」のために、これからも邁進していきます!
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