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"教える"から"学び合う"へ。「ラーニングコミュニティ」のすすめ

皆さん、こんにちは。シェイクの吉田です。

自分自身の成長を振り返って、何が自分の成長を支えたのかを
考えたとき、学び合う仲間の存在が大きいと感じています。

20代の頃、週末にビジネススクールに通っていましたが、
15年以上経つ今でも、切磋琢磨出来る仲間として付き合っています。

会社で働く仲間も、共に仕事に向き合い、ぶつかり合う中で、
切磋琢磨し、高め合う仲間になっています。

社員育成に携わる中で、今、若手社員に必要なことが何なのかを
考えさせられることが多くあります。

お客様からも、若手に一律のスキル研修をすることが効果的なのかと
質問されることも増えてきました。

2年目にロジカルシンキング、3年目にコミュニケーション力といったように、
年次が上がるにつれて、より高度なスキル付与をしていくものの、
人も業務も多様化し、能力の差も職場で求められるスキルも違う中で
一律にスキル付与をすることが本当に最適なのか、という指摘です。

必要な人が、必要なタイミングで学べる仕組みがあれば、一律の機会がなくても、
自ら学ぶという考えは、全くその通りだと感じます。

一方で、5年目までの若手社員に対して、毎年、階層別研修を実施させていただいている企業があります。

研修の内容としては、じっくり内省して自分自身と向き合うこと、
研修の中で同期同士がぶつかり合い、学び合うこと、
基準値を高めて、次の挑戦を明確にしていくことなどです。

集まってくる同期の様子を見ていると、とても研修を楽しみにしており、
お互いの成長を確認し合い、真剣に学び合い、研修で自分の現状を再確認して、
また職場に力強く戻っていく様子
が確認できます。


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この会社では、ここ数年、若手離職が減ってきました。

離職率が下がってきた一つの要因に、
同期同士の関係性がお互いに切磋琢磨する関係性になってきたことが大きいと想定しています。

研修を実施させて頂く際、ファシリテーター(研修講師)が最初に確認するのは、
受講者同士の関係性です。

関係性が悪いのか、関係性が悪くはないが表面的な関係でとどまっているか、
本気でぶつかり合い、高め合える関係性があるか、等。

本気でぶつかり合い、高め合える関係性があると、今日の研修はうまくいくと感じます。
なぜならば、ファシリテーターが教えなくても、受講者同士で学び合うからです。

もしかすると、これからの時代においては、一律でスキルを付与することよりも、
切磋琢磨出来る関係性を作ることが重要になって来ているのかもしれません。

若手社員はこれまでの人生で、本気で人とぶつかり合う経験を積んでいる人が
少なくなっているように感じます。
相手に嫌われないように、配慮をすることが優先され、
本気で人に向き合ったりぶつかったりすることを避けているのでしょう。

採用断面で、体育会系の人が注目される理由もここにあるかもしれません。
一つの目的に対して、本気で切磋琢磨出来る関係性を築いた成功体験を持っている人は、
職場での再現性が高いと考えられている
のだと思われます。

今、若手社員に必要なのは、「深い関係の仲間を作る喜び」
そして、そのような仲間と、「協働して成果を出していく成功体験」ではないでしょうか?

「もっと人を巻き込みなさい」と人を巻き込むための指導がされますが、
必要なのは「巻き込ませるスキル」を高めるのではなく「巻き込める関係を作る」ことかもしれません。

このような関係性や学びの場を、
我々は「ラーニングコミュニティ」と呼んでいます。

皆さんの会社でも「ラーニングコミュニティ」づくり、始めてみませんか?



吉田実プロフィール
■吉田 実 プロフィール
大阪大学基礎工学部卒。住友商事株式会社に入社。
通信機器の営業、携帯電話を活用した新規事業立ち上げに携る。
2003年シェイク入社。営業責任者、人材育成事業の立上げ拡大に従事。
2009年9月より代表取締役社長に就任。
2011年1月に書籍『「新・ぶら下がり社員」症候群』を出版。
管理職手前からのリーダーシップ育成に特に注力しており、ファシリテーターとしての実績は新入社員から若手・中堅社員、管理職層まで多岐に渡り、育成に携わった人数は12,000人を超える。

2019.05.23
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