会社概要
ホーム > 社員コラム > 4年次キャリア研修での心震える出来事

4年次キャリア研修での心震える出来事

こんにちは。営業の中北です。
私は、映画が好きで、特に好きな映画は、ヒューマンドラマです。
何故好きかと言うと、人の生きてきた「証」や「生きざま」に心が震えるからです。
みなさまも、名作映画に心が震えた瞬間があるのではないでしょうか。

今回は、私自身がある人事様の「生きざま」に心が震えたエピソードを
ご紹介できればと思います。

先日、某企業の4年次キャリア研修へお伺いしました。
受講者の方々は、営業・開発業務など幅広い業務の方が参加する、そんな研修でした。

営業のAさんは、数字を上げており、「同期なんて眼中にない」
「営業の大変さに比べたら、他の業務なんて」
「数字を上げているから文句なんてないだろ」と言わんばかりに、
グループワークでは、本音を見せていないような
希薄なコミュニケーションを続けているように感じました。

DSC_8191.jpg

グループの中での会話が上辺であることによる影響か、
休憩時間になると、営業のAさんは、うつむいたまま一人で喫煙所に向かいました。

扉をあけると、人事の方がいらっしゃいました。
人事の方は、営業畑で社会人人生を終え、再雇用で若手を育成するために
人事として働いている方でした。

人事の方「久しぶり、○○の面談以来だな。お前この先どうしたいとかあるのか?」
Aさん「え?そうですね・・・。この会社の社長になりたいんです。」

冗談のようにも聞こえた言葉でした。
無言が続き、煙草を吸い終えた2人は、喫煙所を後にし、
研修会場への帰り道を歩き出しました。

少し先を足早に歩く人事の方が立ち止まり、前を向いたままAさんに話しかけました。

人事の方「お前、本気で社長になりたいのか?」
Aさん「・・・。本気じゃなきゃ言わないですよ。」

人事の方「そうか。それなら俺ができることは少しでも力になってやる。
だから諦めるなよ。諦めなければなんとかなるから。」

と言い残し、去って行きました。

研修会場に戻ってきた営業のAさんは、もう希薄なコミュニケーションを
取ることはなく、同期の気持ちに寄り添い話をしていました。

研修の最後には、同期の皆さんへ「自分の夢」を宣言しました。

あの喫煙所での無言の時間と、人事の方とAさんの間の信頼関係については、
本人たちでないと分からない気持ちの交換があったのだと思います。

しかしその短いやりとりは、たしかにAさんの心のスイッチを
入れ替える人生の1シーンだったのだと思います。

時代の変化が激しく、変化することが求め続けられる中で、
人は、「背中」で育てる。「生きざま」を見せる。

ある意味では、昔ながらの育成と思われがちかもしれません。

ただ、昔から変わらないものには、良き歴史があり、
誰もが信じ続ける理由があると心から感じています。

映画を見なくとも、日常の中の人と人の関わりの中には、
歴史に残る名作が隠れているのかもしれません。



2015.06.09
一覧に戻る


トップへ