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自己理解を深めるために

こんにちは。シェイクの吉田です。

リーダーシップ開発における大きなテーマの一つに「自己理解」があります。

自分のリーダーシップ課題を真摯に見つめ、本気で自分を変えていこうと
決意することが出来れば、リーダーシップ開発の一歩を踏み出したと言えるでしょう。

とは言っても、自分で自分のことを知るのは難しく、
課題だと思っても、それを素直に受け入れることもまた、難しいものです。

今回は、自分の課題を見つめ、受け入れる際に有効なアプローチの一つをご紹介します。
それは、「メタファーフィードバック」というアプローチ。

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「軸のないやじろべえ」

私が、同僚から10年ほど前に受けたフィードバックです。
自分の軸が明確ではなく、ぐらぐらしていることをメタファーで
表現されたもので、自分自身、「グサッ」ときましたが、
自分を見つめ、自分を変えていこうと思うきっかけになりました。
今でも忘れられない言葉です。

先日実施した、管理職手前の方々に対する、リーダーシップ開発研修において、
受講者に「管理職になりたいですか?」と問いかけたところ、
7割以上は、「管理職になりたくない」と回答しました。

大変そうな管理職を見ていて、あのようにはなりたくない、
自分には難しい、といった漠然とした抵抗を感じている人が殆どで、
管理職になる=会社側の人間になる=自分らしさが失われる
といった印象を持っている人が多くいました。

このような受講者に対して、職場における360度フィードバックサーベイを
活用しながら、グループ内で、一人に対して40分以上の時間をかけて、
質問を投げかけながら課題を浮き彫りにして、その方の課題を
メタファーで相互にフィードバックして頂きました。

結果は、ちょっと「グサッ」とするフィードバックを相互に実施することで
深い気づきになったようです。

例えば、とても正義感が強い人で、普段は大人しくしているものの、
ある一線を越えると、「これが正しいのだ!」と皆に主張する人がいました。
ただ、伝えたいことがなかなか伝わらない状況を踏まえ、

「伝えたいことが伝わらない正義の味方の警察官」

なんていうメタファーをもらっていました。
自分が正しいと思うことをどう伝えていくべきなのか、
深く内省されていました。

他にも、
「鎧兜を被った純粋な少年」
 (とても純粋な想いを持っているのに、全く自己開示していない)
「ビジョンを語らない王様」
 (大きなビジョンを持っているのに、内にとどめている)
「皆から愛されている働き者のアリ」
 (愛されるキャラクターだけれど、視野が狭く、目の前しか見ていない)
といったようなものもありました。

このようなフィードバックを受け、きちんと自分の課題を向き合う
決意をされた人が多くいました。

管理職の手前になると、管理職になっていいものかと不安を抱く人が多いのが事実です。

でも、「管理職になりたい、なりたくない」というところに自分の焦点を当てるのではなく、
しっかりと自分の強みや課題を認識して、自己成長を重ねていくことに焦点を
当てなおすことが大切だと改めて感じました。

そうしていくことで、結果として、周囲にプラスの影響力を発揮し、
管理職として、組織を導いていくのではないかと思います。

自分自身の課題を自覚するアプローチとして、
メタファーを活用し、相手の成長のために、
「ドキッ」「グサッ」とするフィードバックをしてみてはいかがでしょうか?



吉田実プロフィール
■吉田 実 プロフィール
大阪大学基礎工学部卒。住友商事株式会社に入社。
通信機器の営業、携帯電話を活用した新規事業立ち上げに携る。
2003年シェイク入社。営業責任者、人材育成事業の立上げ拡大に従事。
2009年9月より代表取締役社長に就任。
2011年1月に書籍『「新・ぶら下がり社員」症候群』を出版。
管理職手前からのリーダーシップ育成に特に注力しており、ファシリテーターとしての実績は新入社員から若手・中堅社員、管理職層まで多岐に渡り、育成に携わった人数は12,000人を超える。

2017.09.21
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